蚊の捕獲機を製造・販売する仏マボワットアムスティック(Ma Boite a Moustique)はこのほど、100万ユーロ強の資金調達を行った。イノベーション分野の複数の投資家とBPIフランス(公的投資銀行)から調達した。資金は研究開発の強化に充当する。2022年に85万ユーロを調達したのに続く2度目の調達となった。
マボワットアムスティックは2021年にトゥールーズで設立のベンチャー企業。フラワーポットに似た殺虫剤なしの捕獲機を開発した。ヒトスジシマカの生息域は欧州でも拡大を続けており、需要増を見込んで商品化を実現した。ヒトに似た匂いと微量の二酸化炭素を、ヒトの呼気を真似たリズムで放出し、蚊を誘い出す。社名と同じ製品は飲食業者など法人と自治体向けで、このほかに個人向けの「Wiliv」を、仏全国の100ヵ所を超える取次店にて販売している。年商は200万ユーロに上り、販売台数は3000台を超える。損益は均衡であるという。
同社は、欧州では、仏テクノBAMや独Biogentsなどと競合している。欧州展開を目指し、このほどスイスで販売を開始。ベルギー、イタリア、ルクセンブルク、ポルトガルでもデモンストレーションを予定している。調達資金で研究開発センターを開き、製品改良や、他の害虫向けの製品の開発に取り組む。