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崖っぷちのユービーアイソフト、アサシンクリード新作で起死回生なるか

仏ゲームソフト大手ユービーアイソフトの新作「アサシンクリード シャドウズ」が20日に世界で発売された。同社の社運がかかるリリースとなる。

アサシンクリードはアクションRPGで、2007年の初リリース以来、ユービーアイの看板となっている。シリーズ前作を合計すると、2億本以上が売れ、40億ユーロを超える収入をもたらした。今回のシャドウズは、日本の戦国時代を舞台としており、ヒロインの忍者と黒人男性の弥助の二人の主人公をともに操れるという特徴がある。また、季節と天候がストーリー展開に影響を及ぼすという仕掛けも採用された。日本の文化に対する理解に欠けるなどの批判の声が日本の内外で上がるという炎上展開もあり、そのせいか、リリースが2度にわたり延期された。報道によれば、失敗が許されない重要作とあって、発売当初のバグが不評を買うのを避けるため、必死で洗い出しの作業を進めたともいわれる。

ユービーアイソフトは2021年1月以来で株価が84%の下落を記録しており、時価総額は17億7000万ユーロまで下がっている。このところは、「スターウォーズ アウトローズ」や「XDefiant」など期待作が失敗に終わっており、半期決算は赤字に転じている。フランス国内では労組との対立も先鋭化している。「シャドウズがこけたらゲームオーバー」(TP Icapのアナリスト、プラナド氏)という評もある。アサシンクリードは、これまで何度もユービーアイを救ってきたシリーズでもあり、1000万本超えが成功の目安になる。レビューの評価は上々だというのだが。

KSM News and Research