仏大手銀行クレディミュチュエルは19日、独OLB銀行を買収すると発表した。同行の100%株式をアポロなどの投資ファンドから買収する。買収額は20億ユーロ未満で、報道によれば15億ユーロから20億ユーロの間という。
クレディミュチュエルは2008年に、シティバンクのドイツ事業を49億ユーロで買収してドイツ事業に乗り出した。同事業は現在、社名をタルゴバンク(Targobank)に改めており、340支店を展開し380万の顧客を擁する。従業員数は7400人。消費ローンを主力とするが、近年は事業の幅を広げてきた。なお、クレディミュチュエルは現在、収入の2割程度を外国で達成しているが、うち半分はドイツ事業から得ている。
OLBは資産額が340億ユーロ。80支店を展開し、顧客数は100万に上る。2024年には2億7000万ユーロの純利益(17%増)を達成した。アポロの傘下に入って以来、企業買収を通じて事業を拡充し、規模は小さいがユニバーサルバンキングを提供できる業者に育った。クレディミュチュエルは、提供する事業の幅がより大きいOLBの統合によりドイツ事業の裾野を広げて、特に、保険事業ACMのドイツ子会社との間でシナジー効果を追求する計画。