米テキサス州ダラスで開催のヘリコプター見本市VERTICONの機会を利用して、エアバス・ヘリコプターズは11日、新型民生用ヘリコプター「H140」の原寸大模型を公開した。2028年の就役開始を予定する。
同社が最後に民生用ヘリコプターを投入したのは、10年以上前のH160に遡る。新型H140は多目的軽量双発ヘリで、総重量は3トンの6人乗り。5ブレードを採用し、騒音を軽減する工夫がなされた。エンジンは仏サフラン製のArriel 2 Eのみが装備される。H145と同じエンジンで、強力な出力に特徴がある。既に、エアバス・ヘリコプターズの独ドナウベルト拠点にて、秘密裏に飛行テストが行われており、製造も同拠点が担当する。
エアバス・ヘリコプターズは、5トン未満の軽量ヘリでは57%の世界シェアを誇る。H140は、同社のポートフォリオ中ではH135とH145の間に位置し、双発による小回りの良さと、広いキャビン空間の確保により、救助と負傷者・患者移送の用途に特に適している。競合機種としてはアグスタAW109があるが、同機はかなり世代も古く、H140は独り勝ちの展開も期待できる。報道によると、公開初日より60機を超える成約がなされた。うち、米Metro Aviationは救助・移送用に36機(うち24機がオプション)の調達を予定する。