食品小売大手カルフールが株主の揺さぶりに晒されている。会社に対して不満を持つフランチャイジーらと連携して、経営方針の修正を要求している。
3年前の設立のヘッジファンド、ホワイトライト・キャピタル(Whitelight Capital)が10日、SNS上で小口株主らに協力を呼びかけた。同ファンドを率いるロマントー氏は、フランチャイズ展開が会社の将来にリスクを及ぼしていると主張。取締役ポストを要求し、経営方針の見直しを働きかけるという。これより前、弁護士のクーロンベル氏が率いるフランチャイジーらがカルフールを相手取った訴訟を起こしており、ホワイトライトはこれに呼応して今回のキャンペーンを開始。株価の押し下げを狙うとみえる攻撃を仕掛けた。
カルフールは店舗のフランチャイズ化を推し進めており、6500店舗のうち半数がフランチャイズとなっている。小型店舗に限ると既に100%をフランチャイズが占める。フランチャイジーの側では、会社側が高い仕入れ値を設定してそれを強制しており、利益を不当に吸い上げられていると主張。仕入れ先を自由に決める権利を要求し、2月27日にレンヌ商事裁判所で訴訟が始まった。経済省も昨年の時点で、フランチャイズ契約中の10程度の条項の削除を勧告し、2億ユーロの罰金処分を裁判所に請求していた。