仏海運大手CMA CGMが米国に200億ドルを投資する。トランプ米大統領がCMA CGMのサーデCEOを大統領官邸に招き、6日に発表した。
CMA CGMは、向こう4年間に米国船籍の貨物船隊の増強を図り、米国内の港湾・物流プラットフォームを強化する。また、シカゴに航空貨物輸送の新たなハブを構築する。全体として米国で1万人の雇用創出を予定する。米国船籍の船舶数は現在の10隻から30隻に増やす予定。
CMA CGMは35年前から米国に進出しており、米国内で6ヵ所の主要港湾にてコンセッション契約を得ている。その中には、ニューヨークのリバティー・ポートや、ロサンゼルスの港湾を運営するFenix Marine Services(2022年に23億ドルで買収)が含まれる。過去5年間には米国で120億ドルを投資してきた。同社は、今回の投資案件も従来の続きであり、以前から検討と準備を進めていたと説明しているが、トランプ大統領はこれを自らの手柄として発表。大統領が着席して発表し、サーデCEOが直立して列席するという演出が採用された。サーデCEOは別途、大統領による待遇に感銘を受けたと証言している。
CMA CGMは年商(550億ユーロ)の25%を米国で稼いでおり、米国は重要市場の一つ。毎年500万の米国発着のコンテナを取り扱っている。米国の空輸事業では、ボーイング777の貨物バージョン5機を追加導入し、輸送力を強化する計画。