仏製薬大手サノフィはこのほど、KardegicとAspegicの2品目の医薬品事業を売却することを決めた。商品の権利と製造工場をそれぞれ別の企業に売却する。
KardegicとAspergicは、アセチルサリチル酸DL-リシン(アスピリン)のサノフィにおける商品名。サノフィは、免疫療法の医薬品を主力に絞り込む方針で、粉末医薬品等の製造や調合を担うアミイ工場(ロワレ県)はバイオ医薬品の製造に向かないことから、医薬品の権利ごと売却することを決めた。医薬品の権利は、仏Substipharmに売却。同社は、従業員数140人、年商2億6500万ユーロで、自らは工場を持たず、100品目ほどのポートフォリオの90%を欧州内で委託生産している。工場は、医薬品製造受託の仏Astrea Pharmaが買収。同社は国内に2ヵ所の工場を保有し、合計で475人を雇用、年商は6500万ユーロに上る。アミイ工場の従業員276人はすべて維持され、Substipharmは10年契約で同工場にKardegicとAspegicの生産を委託する。これら2品目は同工場の事業の半分を占めている。サノフィはまた、7年間の生産委託契約を結び、同工場における自社関連の医薬品(Depakine、Kayexalateなど)の生産を継続する。