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パリ首都圏、木造建築振興プランの第2段階に着手

イルドフランス地域圏(パリ首都圏)はこのほど、木造建築の増加を目的とする「PACT2030」プランの第2段階に着手した。去る2月26日に、パリのグランパレで開催中だった木造建築フォーラム(Forum Bois Construction)の会場で、業界団体などとの調印式が行われた。

PACT2030は2021年に開始されており、59社が参加した。403件のプロジェクト(新築・改築含む)が開始されており、全体で、床面積205万4000平方メートルの建物の整備がなされることが決まっている。うち71万8000平方メートルは、既に2021-24年の期間中に引き渡しがなされた。そのうち、70%が住宅、16%が店舗・オフィス、11%が各種設備、などとなっている。新築の割合は83%、改築の割合は17%だった。

第2段階となる残り5年間の期間を含めて、全体で、住宅市場の12%を木造とすることを目指す。800万平方メートルの整備を目指し、改築の割合を30%まで引き上げることも目標とする。国内林業への貢献も目指し、原材料調達の100%で環境配慮を徹底し、さらに、材木の50%は国内産品とすることを目標に設定した。

KSM News and Research