100%フランス製の高級傘ブランド「シェルブールの雨傘(Parapluies de Cherbourg)」が日傘のコレクションを投入する。日傘の販売はこれが初めて。
同ブランドは1986年に創設。1964年の有名なフランス映画「シェルブールの雨傘」にちなんで、カラフルな雨傘のコレクションを、雨の多いシェルブールで設計・製造した。日傘は初の挑戦となるが、同社のイボン社長は、「シェルブールでもお天気の日は多いですよ」といい、温暖化の流れの中で、日傘の需要は大きくなると予想している。特にアジア市場に注目しており、「フランス製の常として、当社の製品も、すでに日本や韓国で評判を得ている」(コルト副社長)という。この4月に、パリとシェルブールにて新コレクションを同時公開する予定。新コレクションは直径90-100cmで、繊維はUVカットの加工が施され、雨傘に比べると平たい形状をしている。
同社は2024年に300万ユーロを超える売上高を達成(前年比4%増)。地元の製造部門で30人程度を雇用し、国内に90ヵ所の販売ポイントを展開する。年間に2万5000本を販売。価格は160ユーロから1750ユーロ。