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馬事業界が異例のスト、ギャンブル課税強化に反対

フランス・ギャロなど競馬主催団体は、7日に予定されていた国内のすべての競馬を中止することを決めた。政府が計画するギャンブル課税強化に反対を表明するため、異例のストを決めた。全国の3ヵ所で予定されていた25競走が中止となった。競馬の全面中止は新型コロナウイルス危機時を除くと前例がない。

下院審議中の予算法案には、政府提出の修正案の形で、場外馬券についてギャンブル課税率を6.9%から7.5%へ、オンライン馬券については6.9%から15%へ引き上げる措置が追加された。競馬以外のギャンブル課税の強化も盛り込まれていた。サンマルタン予算相は3日の時点で競馬への課税強化は望まないと言明し、下院審議においても修正案は不採択になったが、フランス・ギャロなど団体側は、上院審議において復活する恐れがあるとし、圧力を緩めないために予定していたストを実行することを決めた。7日午後には、パリ左岸のダンフェールロシュロー広場からボーバン広場(アンバリッド付近)までデモ行進が行われる。数頭の馬もデモに参加する予定という。

KSM News and Research