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7-9月期の仏企業倒産件数、前年同期比で20%増

調査会社アルタレスの集計によると、7-9月期の企業倒産件数は1万3400件となり、前年同期比で20%増加した。直近12ヵ月の累計では、倒産件数は6万6000件を超えて、過去最高記録を更新した。

倒産件数の過半数は従業員数5人以下の零細企業となっている。ただし、50人を超える中小企業においても、7-9月期の倒産件数は106件と、前年同期比で47%の大幅増を記録している。企業倒産に伴う雇用への影響も拡大しており、同期には5万2000人の雇用が喪失のリスクにさらされた。これは、前年同期と比べて1万3300人増となっている。このほか、従業員数6-9人の零細企業で倒産件数は31%増を記録。逆に、10-50人の中小企業においては、増加率は13%と比較的に小幅にとどまった。

部門別では、卸売業と輸送(特に患者等の移動)で31%の倒産増を記録。逆に、香水など小売や眼鏡販売の倒産増は、おのおの12%増及び9%増と、一時に比べて沈静化した。厳しい危機を経験した建設業では倒産の波は一段落し、工業部門でもさほど増えていない。

KSM News and Research