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ダノン、一部製品からニュートリスコアを排除

仏食品大手ダノンは、一部の製品からニュートリスコア(包装前面栄養表示)を削除することを決めた。分類基準の改正に伴い、不当な扱いを受けていると判断し、削除を決めた。
ニュートリスコアは2017年に導入が開始された任意制度で、栄養面から食品をA(最良)からEまでの5段階に分類し、色分けの信号機のような図案で包装上に表示する制度。ダノンは、スポーツ栄養食「Hipro」と、Danette及びDanominoの両ブランドの飲むヨーグルト、Actimel(飲むヨーグルト)について、ニュートリスコアの表示を削除した。Alpro(豆乳など代替乳製品)についても、この9月から段階的に表示を削除する。ダノンは他の製品についても表示を取りやめる可能性を否定していない。
ニュートリスコアの分類を決めるアルゴリズムは1年半前に修正された。非加糖の含有糖分の扱いが厳しくなり、含有糖分が多い飲むヨーグルトのような製品のランクの低下を招いており、これにダノンなど一部のメーカーは反発している。ダノンは特に、アルゴリズム修正に先立つ協議が行われなかったことに不満を示している。NGOのフードウォッチはダノンの決定を許しがたいと非難している。
KSM News and Research