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シャモニー自治体連合、民泊の数量規制を導入

モンブランに近いシャモニーを核とする自治体連合はこのほど、オーバーツーリズム対策で民泊規制の条例を導入することを決めた。2025年5月1日付で施行される。
民泊の数量規制はフランスでは海浜リゾート地のビアリッツ市で導入されているが、山岳地方での導入はこれが初めて。具体的には、住宅の短期賃貸を計画する個人に対して、自治体から登録番号を取得することが義務付けられる。許可は3年期限(更新可)で付与される。物件の数は、シャモニー市とレウッシュ市では1人につき1件、セルボ市では同2件に制限される。バロルシーヌ市では1年期限で数には制限を設けずに登録を認めるが、その後に制限を決めて導入する。法人はひとまず規制の対象外となるが、今後に規制導入を検討する。なお、シャモニー市の場合、3500件の家具付き賃貸物件のうち、3分の1が法人保有となっている。賃貸料金は1平方メートル当たりで30ユーロ、物件の取引価格は1平方メートルあたりで1万-1万8000ユーロと高い。
KSM News and Research