ペプシ・フランスは29日まで、パリ市内でポップアップ・レストラン「ペプシ・フードストリートダイナー」を開く。フランス市場でのシェア拡大をにらんだ話題作りの一環で開いた。
シェフ発掘番組「トップシェフ」の第7シーズンで優勝のグザビエ・パンスマン氏を招へいし、ペプシ・コーラを食材に用いたメニューを用意してもらった。ストリートフードを売り物とする人気シェフを起用して、若い世代にアピールするのを狙った。やはり若者に人気があるサンマルタン運河近くに2フロアの店舗を確保し、23日から29日までの1週間に、1食につき200人のテーブルを用意したが、すでに満員御礼の盛況だという。ニューヨーク、ソウル、パリの3メニューを各25ユーロで提供する。
ペプシは仏市場でシェア5%と、王者のコカ・コーラに大きく差をつけられている。ただ、ゼロシュガーに限るとシェアは15%とより高い。ペプシは2、3年後をめどに、シェアを2倍に増やすことを目指しており、レギュラー品でも砂糖の含有量を1リットル当たり4.5グラムまで削減(他社製は11グラム)したこともアピール材料としている。テイクアウト向け需要を取り込むべく、多彩な容量の製品を揃え、100%リサイクルのボトルも売り物とする。