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パリのRER E線、サンラザール・ナンテール間の延伸部分が開通

パリ首都圏のRER(郊外連絡急行)E線の延伸部分が開通した。3日にアタル首相らが除幕式を行った。

開通したのは、E線のパリ市内のオスマン・サンラザール駅から、パリ西郊ナンテール市内のナンテール・ラフォリ駅まで8km程度の区間。パリ市内のポルトマイヨ駅、パリ副都心ラデファンス地区のラデファンス・グランタルシュ駅と合計で3駅に乗り入れる。並行するRER A線の混雑緩和に貢献することが期待される。

RER E線は「EOLE」のコードネームで建設が進められ、現在は、パリ市内のサンラザール駅以東の区間で営業運転がなされている。新区間の建設工事は2017年に始まった。2026年にはさらに東部のマントラジョリ市(イブリーヌ県)までが開通する予定(サンラザール駅から合計55km)。建設費用は全線で54億ユーロの見通し。

営業運転は6日(月)に開始される。ただ、新区間の運行は年内は制限され、平日は10-16時に限定、週末も20時までで終了する。最大で15分間隔にて運行される。アルストム社製の新車両「RER NG」の引き渡しが遅れて、予定の34本に対して14本にとどまっているため、当面は限定的な運行となる。

KSM News and Research