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ソシエテジェネラル、グリーンボンドをデジタル証券で初めて発行

仏大手銀行ソシエテジェネラルは4日、同行として初めて、グリーンボンドをセキュリティ・トークン(デジタル証券)の形で発行したと発表した。11月30日に私募の形で1000万ユーロ相当を発行した。

発行されたグリーンボンドは償還期限3年のシニア債。いずれも保険会社系の資産運用会社であるアクサIMとゼネラリ・インベストメンツが引き受けた。セキュリティ・トークンは、ソシエテジェネラル子会社のSG-FORGEを通じて直接にEthereumブロックチェーン上に記録された。ESG(環境・社会・ガバナンス)関連情報がトラッキング可能で透明度の高い形にて提供される。調達した資金は、ソシエテジェネラルが持続可能なインパクト投資として定義した事業のファイナンス及びリファイナンスに用いられる。ソシエテジェネラルは、ESG投資のデジタル資産に対する発行主体及び機関投資家の需要に対応できる先進的なサービスを提供する努力の一環として、今回の発行に踏み切った。

なお、先週には、欧州投資銀行(EIB)がユーロ建てのデジタル債券をブロックチェーン上で発行。同行として2回目の発行となったが、ソシエテジェネラルはこれに、ゴールドマンサックス及びサンタンデールと共に協力していた。

KSM News and Research