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賞金を月々支給の宝くじ「ユーロドリームス」、フランスなど欧州8ヵ国で導入

仏FDJをはじめとする欧州8ヵ国の宝くじ事業者が共同で新たなロト(数字選択式宝くじ)を開始することを決めた。20日にパリ・エッフェル塔を会場に発表式が行われた。
新商品「ユーロドリームス(EuroDreams)」は、やはり欧州諸国の事業者が共同で運営する「ユーロミリオンズ(EuroMillions)」の弟分という位置づけだが、賞金が一括ではなく、年金型の支給である点が新しい。掛け金2.5ユーロで、40個から6個の数字を選び、また、5個から1個の数字を選ぶ。すべてを的中すると、最高で30年間に渡り毎月2万ユーロの賞金の支給を受けられる。当選者が支給の途中で死亡した場合には、残金が相続人に支払われる。ほかに金額が小さく、期間も短い賞があり、その下には、2.5-100ユーロ程度の賞(一括支給)がある。全体として、最高賞の金額は720万ユーロで、ユーロミリオンズの2億4000万ユーロよりはるかに少ないが、何らかの賞金が得られる確率は4.66分の1と高い。10月30日に発売し、週2回の抽選を行う。
ユーロドリームスは、フランス、スペイン、ベルギー、オーストリア、ポルトガル、アイルランド、スイス、ルクセンブルクの8ヵ国の事業者が共同で販売する。ユーロミリオンズに加わっている英国は、同種の宝くじを以前から販売していることもあり、合流を見合わせた。仏FDJは、新商品を、25-40才の若い世代に食い込む商品として位置づけている。

KSM News and Research