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仏国鉄SNCF、在来線格安列車サービスを拡大へ

仏国鉄SNCFは、在来線の格安列車サービスの拡大を計画している。国際列車を含む3路線の運行開始に向けて、7月17日に仏当局機関ARTに申請を行った。2024年末の運行開始を予定する。
SNCFは、高速鉄道の格安列車サービス「Ouigo」を在来線にも広げる形で、2022年春にパリ・ナント間とパリ・リヨン間の2路線で、格安列車のサービス(料金を10-30ユーロに設定)を開始している。その成果が良好だったのを踏まえて、新たに、パリ・ブリュッセル、パリ・ボルドー、パリ・レンヌの3路線に格安サービスを拡大することを決めた。
パリ・ブリュッセル路線は、ベルギー国鉄SNCBと協力して運行される。座席数600-700の列車を1日5往復運行する計画。途中駅に停車し、所要時間は3時間程度(高速鉄道だと1時間22分)。パリ・ボルドー路線はパリ・オーステルリッツ駅かパリ・ベルシー駅からの出発とし、多数の途中駅に停車、所要時間は4時間55分から5時間39分。座席数720席の列車を1日2往復運航する計画という。パリ・レンヌ路線は1日1-2往復で運行され、やはりオーステルリッツ駅かベルシー駅を起点とする。所要時間は3時間50分から4時間20分。

KSM News and Research