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パリ5区で爆発事件、37人が負傷

パリ左岸のカルティエ・ラタンで21日午後に爆発があった。建物1棟が全壊し、37人が負傷、うち4人が重篤な状態にある。警察は過失傷害の容疑で捜査を開始。ガス爆発が原因である可能性が高いが、当局は今のところ原因を特定していない。
爆発は16時55分に発生。パリ5区のバルドグラース病院に面したサンジャック通り271番地から277番地までの一つながりの建物で爆発があり、続いて火災が発生した。付近の500メートル以内では建物のガラスが衝撃で割れるなどの被害が生じた。爆発があった建物には、モード学院の「パリ・アメリカン・アカデミー」とカトリック教育機関の事務所などが入居していた。277番地に位置する建物は全壊した。火災は18時までには鎮火した。
負傷者37人のほかに、2人が捜索の対象になっている。2人が事故時に現場にいたかどうかは判然としていないという。損傷した付近の建物の住民らも避難する騒ぎになった。事件の直前にガスの匂いがしたという証言も多数あり、ガス爆発が原因である可能性が高いが、ダルマナン内相は、事件前に通報はなかったと説明し、原因について慎重な見方を示している。最近では、ガスが原因とみられる爆発事件がマルセイユで発生したばかりで、パリ市内では4年前にトレビズ通り(9区)で大規模なガス爆発事件が発生した(4人が死亡、66人が負傷)したのが記憶に新しい。

KSM News and Research