5日発表のINSEE統計によると、2023年時点で国内の100才以上の人の数は3万人に上った。1960-75年代と比べて30倍近くに増えた。
100才以上の人のうち、男性は4300人のみで、これは全体の14%に相当する。100才の時点で、半数の人は自宅で生活しており、残りの半数が施設で生活している。男性の場合は配偶者と共に生活していることが多く、自宅で生活する人が占める割合も女性より高くなっている。
100才になる人は高学歴者に多い。1990年に70-75才だった女性のうち、学卒者では、7%が100才まで生きたが、非学卒者で100才まで生きた人の割合は3%と低い。
1980年に60才だった人のうち、2020年に100才を迎えた人の割合は2.1%だった。この割合は欧州諸国中で最も高い。この割合は今後も上昇を続ける見通しで、1940年生まれの人のうち、2040年まで生きて100才を迎える人が占める割合は、女性で6%、男性で2%に達する見込み。2040年時点の100才代の人の数は7万6000人に達する見通し。