マクロン大統領は20日、大統領府に技術系ベンチャー企業界の代表者らを集めた会合を開いた。「ネクスト40/FT(フレンチテック)120」の認定企業の入れ替え結果の発表が行われた。
「ネクスト40/FT120」は、成長株の非上場企業を網羅したラベル認定制度。増収率と資金調達の実績を基準に選定がなされる。全部で120社程度がリストアップされ、うち特に実績が高い企業が「ネクスト40」に入るという形になっている。ユニコーン企業(評価額10億ユーロ超)は自動的に「ネクスト40」に迎えられる。2023年版では、新たに27社がリスト入りし、うち6社は圏外から直接にネクスト40に入った。FT120企業の合計売上高は113億ユーロ、雇用数は4万7800人(うち3万1400人がフランス)に上る。ネクスト40企業のうち、ユニコーン企業は26社で、エコロジー移行関係の企業が10社(うち7社が2023年版でネクスト40入り)、工業部門の企業が7社(同3社)、ディープテック分野の企業は8社(同3社)を数えた(これらの分類には重複部分がある)。ネクスト40から離れた企業は11社を数え、Brut(メディア)、Ornikar(オンライン自動車教習)、Malt(フリーランス斡旋のプラットフォーム)などがFT120に後退した。Deezer(音楽ストリーミング)は上場を経てネクスト40から離れた。Meero(写真家斡旋のプラットフォーム)は、ユニコーン企業でないことが判明し、FT120から除外された。今回、ネクスト40に入った企業の中には、Safti(オンライン不動産仲介)やWifirst(WiFiネットワーク)が含まれる。