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仏喫煙者の減少傾向が頭打ちに

12月13日発表の公式推計によると、仏国内の18-75才の層に喫煙者が占める割合は2021年に31.9%となり、2020年比で横ばいだが、2019年(30.4%)を上回った。毎日喫煙する人の割合は全体の4分の1で、こちらは2019年以来で同水準にとどまっている。喫煙者数は1500万人、うち毎日喫煙する人は1200万人に上る。
毎日喫煙する女性の割合は、2019年の20.7%に対して、2021年には23.0%へ上昇した。社会的弱者において喫煙が増えているのも目につく。低学歴の人(高校卒業資格バカロレアを取得していない人)で、毎日喫煙する人が占める割合は、2019年の29.0%が32.0%へ増えた。
たばこの小売価格の段階的な引上げも手伝い、喫煙者が占める割合は、2014年から2019年にかけて低下を続けていた。2020年以降はその勢いが途絶えた。新型コロナウイルス危機を経て、不安な気持ちが喫煙に向かわせるといった要因もあったものと考えられる。

KSM News and Research