コスメ大国、フランス! 在仏の方も、旅行やビジネス等でフランスに来られる方も、フランスの化粧品や美容、ボディケアなどに興味を持っている方は多いのではないでしょうか?
この特集では、インスタグラムでたくさんのファンを持つRieさんがぜひ試してほしいと太鼓判を押す、フランスコスメをピックアップ。元化粧品会社勤務で、全製品を自身で試しているからこそお勧めできる信頼できるアイテムをご紹介します。
□本連載の過去の記事はこちら↓
No.1 拭き取り洗顔
No.2 化粧水
\日照時間の長いこれからの季節に見逃しがちなアイテム/
【LA ROCHE-POSAY】ANTHELIOS XL STICK LÈVRES SPF 50+
【LABORATOIRES DE BIARRITZ】BAUME À LÈVRES SPF 30
これから夏に向けてポケットに入れたい名品
季節も5月になると日もぐんと延びて、なんだか急に夏が近づいたような……。この時期になると、さらにしっかりと紫外線対策をしている方も増えるのではないでしょうか? そんな中、お肌や髪の毛はしっかり紫外線対策をしているけれど、意外に忘れがちな場所。うっかり日焼けをすると、ガサガサになったり、皮むけしたり、メイクが楽しめなくなったり。
そう、唇。リップケア。
第3回目は、そんな唇用の紫外線対策をお届けします。
と、偉そうに書きながらも、私もこの時期はよく散歩やサイクリング後に「あ、やってしまった……」と夜に急いで唇を保湿して反省することが多々あります。
と言うのも、唇は他の皮膚と比べても角層が薄く、乾燥や紫外線など外からのダメージを受けやすいところ。リップケアと聞くと、冬の乾燥ケアのイメージも強いとは思いますが、日照時間の長いフランスの夏もしっかりケアするのがお勧め。
今日は、剤型違いでお勧めの2本をご紹介します。
あなたは、どちらを選ぶ?(……私は選べず両方リピート)
ご存じの方も多いと思いますが、簡単に紫外線のおさらいを。
まず、お肌に関する紫外線でメインとなるのが、紫外線A波と紫外線B波。
紫外線B波は、お肌の表面に作用し、肌が赤くなるもの。こちらは、紫外線表記は【SPF】が該当。
一方、紫外線A波はB波よりも肌の奥深くに到達し、シミやしわ、乾燥の原因になるとされています。こちらは、日本だと【PA】表記が該当ですが、ヨーロッパだと【UVA】の表記の有無で確認できます。
さて、本題の紫外線リップケア。
まずは、フランスコスメとして日本でも人気なLA ROCHE-POSAY 。SPF 50+、UV-Aカットと長時間の外出にも頼もしいスティックタイプ。
こちらの特徴は、白浮きしないので下地として塗ってから、いつものカラーリップを塗っても邪魔をしないところ。臆せずにグリグリと塗れちゃいます。
また、ビーチなどで長時間、日光に当たるときに起きる事件、“リップ溶けちゃう事件”が起きないことも、真夏の南仏とブルターニュのビーチで実証済みです(私調べ)。
使い勝手よし、場所も選ばない1本。
続いては、ビアリッツのオーガニック基礎化粧品ブランド、LABORATOIRES DE BIARRITZのチューブタイプ。
こちらはSPF 30、UV-Aカットと紫外線カットだけでなく、紫外線によって生じる活性酸素によるダメージも予防する1本。
また、環境にも配慮したブランドなので、海の生態系に影響が出ないのも特徴的。
LA ROCHE-POSAYと違い、ベージュ色なので、慣れるまでは、直に塗るより指に出してから薄く塗るのがお勧め。私の使い分けとしては、リップメイクをしない日や海に入るときなどに使うことが多い1本。保湿力も高く、ひび割れの修復や保護、鎮静効果もあるので、唇が荒れているときでも使えるのもうれしいところ。
また、このBIARRITZは、3歳から使用可能とお子さんにも安心して使えるので、外出時に1本持っておけば、家族全員で使えます。
この夏からの新たなお供、いかがでしょうか?
今回紹介したブランド
La Roche-Posay
https://www.laroche-posay.fr
Laboratoires de Biarritz
https://www.laboratoires-biarritz.com/fr/
*次回 No.4「頭皮マッサージ」は5月17日(水)公開予定です。