ラコステのブランドストーリーを豊富な写真や関係者のインタビューで綴るビジュアル評伝の日本語版が、2023年9月8日(金)より、書店およびオンライン書店で販売開始されました。ブランド85周年の記念出版として制作されたフランス語版が、90周年を機に日本語に翻訳。本書のために描かれたイラストレーションが全編を飾り、コーヒーテーブルブックとしてもすてきな一冊です。20世紀初頭からのファッションやライフスタイルに興味がある方にもおすすめです。
ルネ・ラコステとは
ルネ・ラコステは、フランステニス界の歴史に残る名プレイヤーでした。アンリ・コシェ、ジャン・ボロトラ、ジャック・ブルニョンと共に「四銃士」と呼ばれ、全仏、全米、全英選手権を計7回制覇しています。しかし、病のために25歳で突然の引退を余儀なくされ、その後の人生をコートの外から戦い続けました。そして「ラコステ」ブランドを創設し、機能性スポーツウエアブランドのチャンピオンとなるのです。誰もが知るあの「ワニ」のポロシャツ以外にも、発明家としてテニスの自動球出し機、メタルラケット、ゴルフのパターなど、次々とパテントを獲得。特にメタルラケットは、テニスというスポーツを大きく変革し、数々の名プレイヤーのパフォーマンスを支えました。
「ラコステ」ブランドの知られざるストーリー
1933年、ルネ・ラコステは半袖のポロシャツを生み出し、テニスウエアをさまざまな制約や既成概念から解き放ちました。胸にブランドのロゴをつけることもラコステの「発明」です。この本は、獲物を捕らえたら離さない「ワニ」というニックネームを持つラコステの経営論、リーダーシップ論でもあります。緻密な分析と忍耐力、努力、そしてユーモア。さまざまなエピソードからラコステのカリスマを感じ取ることができます。
時代を感じる貴重な写真が満載
ルネ・ラコステの幼少期である20世紀初頭から第二次世界大戦以降のファッションやクルマ、テニスやゴルフのスタイル、さらにパリやバスクで過ごしたラコステ夫妻のライフスタイルをたくさんの家族写真や記録写真を通して窺い知ることができます。ブランドファンやテニスファンはもちろん、当時のファッションやカルチャーに興味がある方にも楽しんでいただける一冊です。
【商品情報】
書名『ルネ・ラコステ』
ローレンス・ベナイム著
佐藤澄子訳
イラストレーション:フロック
発行:2ndLap
定価 6,600円(本体6,000円+税)
B5変形判(266 × 196 × 29mm)
オールカラー/上製本/全208ページ
協力:株式会社ラコステ ジャパン