フランスで空き巣・泥棒被害に遭ったらどのように対処すればよいでしょうか。ホテルやAirbnbに滞在中の場合、まずはその宿泊先のホストに連絡をしますが、自宅アパルトマンなどでは自身で対処しなければなりません。ここではフランスの自宅が空き巣・泥棒被害に遭ったときの対処法について紹介します。
被害を確認したら、ただちに最寄りの警察署(Commissariat Central)に連絡し、被害を報告します。現場に赴いた警察官が被害状況の確認を行いますので、なるべく現状を維持するようにしてください。被害が特に甚大な場合、捜査は司法警察の専門部署によって行われます。いずれにしても、捜査の進展具合は電話、手紙、地元警察官などによって逐次報告されます。
警察への連絡と同時に忘れてはならないのが、加入している住宅保険会社への連絡です。保険会社には被害に遭った日から遅くとも2日以内に受領サイン付き書留(lettre recommandée avec accusé de réception)の書面で被害を報告します。さらに、盗まれた物(わかる場合は金額も書き加え、買ったときの領収書などがあるとさらによい)や損害を受けた物(ドアや窓など)のリストを作成し、警察で作成する被害届と一緒に保険会社に送ります。保険会社では、契約している保険の規定に沿って、盗まれた品物の被害に遭った時点での価値を判定し、払い戻し金額を決定します。
対処のポイント
1. 警察を呼ぶ(17番)
保険を通すためにも、警察への連絡は大切です。夜間の場合は、次の日に警察署に行き、正式書類を作成します。この書類の作成をもって保険申請ができます。
2. 夜間の場合、SOS鍵屋の金額にご注意を!
鍵のトラブルを解決してくれるいわゆる“SOS鍵屋”がありますが、頼む場合はきちんと金額の確認をしましょう。法外な請求をされることもあるそうです。住宅保険についている鍵で直す場合、現状と同じレベルのものとなるので、新しく強固な鍵に付け替える場合は自費となります。
保険を通すために
基本的なポイントです。詳細は保険会社にご確認ください。
1. 本物の領収書(コピー不可)
全て原本でないと認められないそうです。
2. 所有者が自分自身だと証明するために、自分とその商品が一緒に写っている写真
高級なものを買ったときは、必ず一緒に写真を撮っておくことが重要です。
3. 玄関の鍵は必ず2つ(2か所)必要どんな形であれ、2つの鍵がないと保険がおりないそうです。
雨戸低層階の場合、雨戸がないと保険がおりない場合があるそうです。
いざという時に
エトワではフランス生活の“いざという時”に役立つ情報を発信しています。
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・フランスでのバカンス時の空き巣対策
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