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TGVとIntercité 遅延時の払い戻し

高速鉄道TGV(テージェーヴェー)や特急列車Intercité(アンテルシテ)はパリと主要都市を細かに結んでおり、都市間の移動にはとても便利です。しかし、さまざまな理由で列車が遅れてしまうことも発生します。フランス国鉄SNCFではTGVとIntercitéが大幅に遅れた際、切符購入代金一部を払い戻すサービスを行っています。ここではその詳細について紹介します。



列車遅延時の返金サービス


SNCFでは、TGVとIntercitéが予定の到着時刻よりも30分以上遅れた際に、購入した切符代金の数パーセントを払い戻す(遅延時間による)、la garantie G30というサービスを行っています。

遅延当日から90日の間、以下の条件がそろえば払い戻しの対象となります。


<条件>

・TGV INOUI、Intercité、またはSNCFが連携運行する国際列車でフランス国内に到着した列車

または ・TGV INOUIまたはIntercitéを少なくとも一度は使う行程を含むチケット

・予定到着時刻から30分以上の遅れ(遅延理由は問わない)

<保証額>

1、30分〜2時間の遅延:切符購入金額の25 %

2、2〜3時間の遅延:切符購入金額の50 %

3、3時間を超える遅延:切符購入金額の75 %

※払い戻しはユーロでの送金(遅延1時間以上に限る)、またはバウチャーで行われます。

詳しくはSNCF la garantie G30のページをご覧ください。
https://www.sncf.com/fr/service-client/en-cas-de-retard/tgv-intercites

払い戻し申請の仕方


ここではオンラインでの申請方法について紹介します。

オンラインでの申請はこちらにアクセスします。
https://tout-oui.sncf.com/

1. 最初にチャットの画面(仏・英)がでてきて、何のサービスについてかを聞かれるので「G30」を選ぶ。その後同じチャット画面で切符の日付や人数などの質問に回答すると、最後にla garantie G30の案内が表示されるのでこれにアクセスする。


2. 申請画面(仏、英、西、独)が出てきたら当該切符の照会用アルファベットと名前(苗字)を入力する。


3. 次に申請理由を入力する。遅延なら上段の「Mon train a été retardé(列車遅延)」を選ぶ。(下段「Mon train a été supprimé」は列車がキャンセルになった場合に選択する。)続いて、補償方法を選択する。「クーポン」なら「Bon d’achat digital」、「振込(ユーロ)」なら「Virement」。


4. 最後に振込先等の確認があり、申請手続きが完了する。

この記事の執筆者

エトワ編集部

ET TOI(エトワ)編集部です。皆様のお役に立つ記事を執筆します。

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