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ボルヌ内閣、影が薄い閣僚多数

仏日刊紙ルフィガロは12月23日付で、閣僚の知名度に関する世論調査の結果を発表した。閣僚の認知度が極めて低いという結果が得られた。
ボルヌ内閣は閣外相を含めて総勢40人を超える大所帯だが、この調査では、主な閣僚23人について、名前と役職を知っているかと質問し、その回答を集計した。その結果、知名度(「名前は知っているが、役職は知らない」との回答を合算)が80%を超えたのは、ルメール経済相(66+23%)、デュポンモレティ法相(71+17%)、ベラン報道官(65+23%)、ダルマナン内相(68+19%)、アタル予算相(50+31%)、シアパ社会連帯経済閣外相(45+23%)の8人にとどまった。人気度(「よいイメージを持っている」と回答した人の割合)は、ルメール経済相が56%で最も高く、これにルコルニュ軍隊相(52%)、ベラン報道官(50%)、アタル予算相(50%)が続いた。知名度が高い閣僚の中では、デュポンモレティ法相、ダルマナン内相、シアパ閣外相の人気度が40%前後で低かった。
重要案件の発表などでは、マクロン大統領が自ら行うことも多く、これは、閣僚の知名度が低く重みがないので詮方なく自らが矢面に立っているとみることもできれば、大統領が前面に出ることで、閣僚の影が薄くなっているとみることもできる。

KSM News and Research