高性能レーザーを製造の仏ルミバードは21日、ラニオン市(ブルターニュ地方)の本社にフェラシ産業担当相を迎えた。同社はこの機会に、米社からナノ秒パルスレーザー事業を買収する合意を結んだことを明らかにした。
発表によると、米国子会社を通じて、アンプリチュード・レーザー・グループから、ナノ秒パルスレーザー「Continuum」事業を買収する。同社はこれより前、銀行団より1億ユーロのファイナンスに関する合意を結んでおり、うち5000万ユーロを3年以内に買収案件に充当する旨を明らかにしていた。今回の買収により、科学研究向けの製品ポートフォリオを強化すると共に、北米市場における足場を強化する。
ルミバードは同じ機会に、1-9月期の売上高を1億4150万ユーロと発表。前年同期比で2%の増収となったが、為替調整後のプロフォーマベースでは前年並みの売上高となった。7-9月期に限ると、売上高は前年比4%増の4350万ユーロを記録(為替調整後・プロフォーマベースでも4%増)。特に、医療部門向けが8.0%の増収を達成した。