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仏国鉄SNCF、高速鉄道の車内持ち込み荷物制限で罰金適用を開始

仏国鉄SNCFは16日より、高速鉄道(TGV)の車内持ち込み荷物の制限について、違反行為に対する罰金処分の適用を開始する。去る2月に定めた新規則の順守徹底を図る。

SNCFは従来、TGVの車内持ち込み荷物について、「一度に全部の荷物を自分で持ち込める」だけの量に制限するとの規則を定めていた。同社はその定義を明確化した上で、違反行為に罰金を適用することを決めた。新規則においては、1人につき、最大70cm×90cm×50cmの荷物2点とより小型(最大30cm×40cm×15cm)の荷物1点の合計3点までの持ち込みを認める。バギーやキックスケーター、サーフボード・スノーボード及び楽器については、大型荷物と同じ扱いにて持ち込みが認められる。違反行為への罰金処分については、規定外の荷物又は上限を超えた数の荷物について、1点につき50ユーロの罰金が科される。また、「邪魔な荷物又は危険な荷物」については、150ユーロの罰金が科される。 SNCFは乗車率を高めることで収入を最大化することを目指しているが、そうした努力もあって鉄道の旅客数は増加傾向を示している。それに伴い、車内の混雑も目立つようになっており、持ち込み荷物の制限導入は乗車率を高めるための工夫となりうる。
KSM News and Research