美しい風景に長い歴史、年間約7,500万人(2022年度)が訪れる観光大国フランス、その首都パリ。パリに何回も来ているという方も、パリのことをすべて知っているという方も、思わず「へ~」と声に出してしまうようなトリビアをご紹介します。
今回はフランスの国旗にまつわるトリビアです。
フランスの国旗は通称「トリコロール(Tricolore)」と呼ばれ、左から青、白、赤の3色。この3色の幅は、通常それぞれの色が同じ幅になっていますが、海軍などの海上で掲げられるときは、30:33:37の比率の旗が使われています。これは、風になびいたときに同じ幅に見えるように計算されているためです。
また、大統領演説のときは中央の白の部分を狭くしています。これは画面で見たときに、白が通常より大きく見えてしまうのを防ぐためです。
そして最後にもう一つ。実はマクロン大統領はこの三色旗の青色を濃紺に変えました。就任当初の演説時の旗と比べると、変更した2018年以降の三色旗の青色は確かに濃い青色に変わっています。大統領府によると「マクロン大統領はフランス革命直後に採用された三色旗の色に戻したかった」のだとか。