場合により「中性トイレ」の設置を義務付ける法令がアイスランドで施行された。男女別のトイレを維持する場合に設置が義務付けられる。
この法令は、トイレの表示において、性別ではなく、設備を明示することを求める内容。大便器、小便器、おむつ替え・授乳室といった、提供される設備とその用途を図で示すことを求めるのが主眼で、従来のように、男性と女性のデザイン画を表示する場合に限り、中性の人向けの第3の場所を整備する必要が生じる。登録と許可を必要とするあらゆる事業を営む施設と企業に法令が適用され、公衆衛生当局が実施状況を監督する責務を負う。
当局の関係者は、新たな法令により、大がかりな設備投資が必要なケースは稀であり、基本的に、表示を取り換えるだけで既存の設備をそのまま維持できると説明している。新たな義務は、新規の許認可の付与時や、既存の許認可の更新時に適合が求められる。定期検査を受ける施設では次回検査時より適用される。
KSM News and Research