フランス情報メディアのET TOI(エトワ)

フランスと日本をつなぐ

1€=

新規登録

ドービルのサラブレッド競売、今年も5000万ユーロ超え

仏ドービル市で開かれる毎年恒例のサラブレッド競売が、今年は8月16日から18日まで開催された。落札額の総額は5690万ユーロに上り、過去最高となった前年から10.9%の減少を記録したものの、3年連続で5000万ユーロの大台を大きく超えた。
この競売はオークションハウスのアルカナが主催し、1歳馬が出品される。292頭が出品され、226頭が落札された。落札馬が占める割合は77%と、全般的な経済情勢が厳しい中でも良好な数字を維持できた。平均落札額は21万7058ユーロで、20万ユーロの大台を大きく超え、これも3年連続となった。落札額が100万ユーロ超えは4頭で、最高額は170万ユーロに達した。
バイヤーは日米を中心に、欧州全域、中東、オーストラリアなど様々で、落札額上位11頭(60万ユーロ超)は、8ヵ国からの11のバイヤーによる落札と、多様性が目立った。最大のバイヤーは、カタール資本のアルシャカブレーシング社で、全10頭を合計310万ユーロで落札した。出品者としては、地元カルバドス県のモンソー厩舎が31頭・1280万ユーロで最大だった。
KSM News and Research