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M6、ストリーミングサービス「M6+」を5月半ばに開始へ

仏民放大手M6がストリーミングサービス「M6+」を5月半ばに開始する。キャッチアップTVサービス「6play」を後継し、同様のサービス「TF1+」を開始した民放最大手TF1を追撃する。

民放テレビ局にとって、成長が著しいストリーミングサービスの需要を取り込み、インターネット大手等との競争に勝ち残ることが課題となっている。M6は、サッカー欧州選手権(ユーロ2024)が始まる直前のタイミングでストリーミングサービスをリニューアルし、認知を高めることを狙う。次回のサッカーW杯の無料放送枠の入札では、TF1を抑えて単独で獲得する見通しであり、ここにもコンテンツ拡充に向けた意欲が現れている。

テレビ局の広告収入にストリーミング配信が占める割合は既に7%程度に達しているという。M6は、ストリーミングで2023年に7400万ユーロの収入を達成したが、2028年には広告収入に占めるストリーミングの割合を20%に引き上げ、年間2億ユーロの収入を達成する方針で、「M6+」はその達成に向けた要になる。投資額は、2024年に4000万ユーロを予定。その後、段階的に引き上げて、2027年時点では年間1億ユーロとする。ストリーミング専用のコンテンツを用意し、全体の3分の1に当たる1万時間分をストリーミング専用とする方針。人工知能(AI)を活用した検索エンジンなどサービスも充実させる。

KSM News and Research