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LEPの利回り、5%に引き下げ:定額生保は2023年に利回り上昇

経済省は15日に、利息非課税の貯蓄口座の利回り改定について発表した。2月1日付で、所得制限がある貯蓄口座LEPの利回りが、6%から5%へ引き下げられる。所得制限がないリブレA及びLDDSは公約通りに3%のまま据え置かれる。両口座の利回りは2025年1月31日まで3%のまま据え置かれることになっている。

利息非課税の貯蓄口座の利回りは年2回、2月と8月に改定される。インフレ率などに連動する形で改定される規定になっている。インフレ減速を経て、本来の規定に基づけば、LEPの利回りは4.4%まで引き下げられるはずだったが、5%という高めの水準に維持された。

他方、競合する貯蓄商品である定額生保の利回りも上昇傾向を示している。発表された2023年利回りは、会社や商品により2.75-3.7%に上った。平均では2.5-2.7%となる見通しで、これは前年と比べて0.8ポイント程度の上昇となる。金利上昇により運用の可能性が広がったことに加えて、競合するリブレAとの格差を広げることはできないという事情もあり、各社とも努力して利回りを引き上げている。

KSM News and Research