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ミシュランガイドが「鍵(Clef)」マークでホテルをセレクション

星付きレストランのランキングで知られるミシュランガイドが、今度は「鍵(Clef)」マークを使った「最高の滞在経験を提供するホテル」のセレクションに乗り出す。
ミシュランガイドはすでに、世界120ヵ国のホテル5000軒超をオンラインで公表している。これは、2018年にミシュランガイドが買収したニューヨークのオンライン旅行代理店Tablet Hotelsのセレクションがベースとなっているが、この5000軒超の中から、現在各地に派遣中の覆面調査員が実地で評価した結果を基に、第1回目の「鍵(Clef)」付きホテルのセレクションを2024年上半期に発表する。この「鍵(Clef)」付きホテルのセレクションは、5つ星ホテルやパラスホテルを網羅するものではなく、「ローカルな滞在経験」、「優れた建築とインテリアデザイン」、「サービス・快適性・メンテの質と安定度」、「他に類のない独自性」、「滞在経験と料金との間の整合性」の5項目を基準に選択されるもので、リゾートやスタンダードホテルは除外され、料金も100ユーロ未満から数千ユーロまで幅広いものとなる見通しだ。
ミシュランガイドは現在、ペーパー版ミシュランガイドの売上減少をその他のさまざまなアプローチでカバーする戦略を展開しており、その一環として、「鍵(Clef)」付きホテルのセレクションはミシュランガイドのHPまたはアプリでのみアクセス可能とし、広告の入らないデジタルページで予約サービスを提供して24時間態勢で顧客の要望に対応、予約一泊当たり10-15%のコミッションを徴収する予定(レストランの場合は、予約一件当たり1ユーロ)。

KSM News and Research