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OverSoc、380万ユーロを調達

サイバーセキュリティの仏ベンチャー企業OverSocはこのほど、380万ユーロの調達を完了した。人員数(現在は22人)を年内に2倍に増やし、研究開発を強化する。
OverSocは2020年1月にリールで起業。リールのインキュベーター「アラクリテ」とFinovam gestionから75万ユーロの初回調達を行っていた。今回の調達には、両株主のほかに、サイバーセキュリティ専門のファンドであるCyberK1とAuriga Cyberが出資。調達額の20-25%は借入(公的投資銀行BPIフランスと銀行プール)により確保した。
OverSocは、サイバーセキュリティの分析を行う30種程度の各種ツールを統合するソフトウェアを開発。吸い上げられたデータを分析し、3Dグラフィックの形でわかりやすく分析結果を表示し、脅威と攻撃の現状を迅速に把握し、対策の立案を支援する。
フランスと欧州でオンリーワンのソリューションと自認する。市町村や病院など、このところサイバー攻撃の標的となっている組織や機関の需要の開拓を狙う。
OverSocは現在、リールのインキュベーター「EuraTechnologies」内に入居。仏軍隊省が開始した技術アクセラレーション・プログラム「サイバー・ディフェンス・ファクトリー」にも今年から加わっている。

KSM News and Research