7日で学校が終業し、夏季休暇が始まった。ボーヌ運輸担当相は同日、帰省シーズンの開始にあわせてパリのオーステルリッツ駅を訪問したが、この際に、在来線乗車券の割引販売について発表した。「アンテルシテ」に分類される在来線長距離列車について、8月31日までの予約・乗車券20万枚を19ユーロで販売する。予約受付は同日に開始され、15日(土)で終了する。国が補助金を支給して低料金を実現する。
パリ・トゥールーズ、ボルドー・マルセイユ、ナント・リヨン、パリ・ブリアンソン(夜行)など、休暇先に行くのに利用できる長距離路線が対象となる。高速鉄道(TGV)よりも時間がかかるが、運輸担当相は、今回のキャンペーンについて、料金が半分になるサービスだと説明、成功したらさらに続けるとも約束した。
最近では、鉄道料金の高さを問題視する声が高まっている。去る4月に発表された世論調査によると、57%の人が、鉄道利用を拡大するには何よりもまず有利な料金を設定すべきだと回答している。運輸担当相は料金面で国鉄SNCFと国が共に努力すると言明、来年の夏までに、若年者を対象にローカル線の列車に乗車できる統一パスを導入する計画などを明かした。