デジタルに押されて、文字を紙の上に書く人が減っている。世論調査会社のIFOPが調査結果を1日に発表した。
この調査は、層別抽出の1003人(18才以上)を対象に、オンラインで5月15日と16日の両日に行われた。これによると、全体の78%の人が、10年前と比べて手書きの機会が減ったと回答した。また、55%の人が、日常生活でペンよりもキーボードを使って文字を書くと回答。「キーボードよりもペンを使う」は11%にとどまった(「どちらも同じように使う」は25%)。ペンにこだわる人は全体としてより低学歴者に多く、ワーカー・従業員においては14%とより多い。管理職はむしろデジタルに偏っている(「ペンをよく使う」は9%)。2022年に私信を郵便で送った人は全体の41%にとどまり、絵葉書を書いたと答えた人はわずか32%に過ぎなかった。
その一方で、「紙に書くほうが好き」と答えた人は全体の26%となり、「キーボードで書く方が好き」の25%を上回った(40%が「どちらも好き」と回答)。この結果は、実際の状況とは別に、フランス人が手書きに愛着を持ち続けていることを示している。