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降水ゼロの連続記録、31日間に

メテオ・フランス(気象協会)は21日、前日の20日までの31日間に渡り、全国で降水がない日が続いたと発表した。2020年の3月17日から4月16日までの記録に並んだ。22日には降水があるものと予想されているが、21日にも降水がなければ、新記録の更新となる。
降水ゼロとは、全国平均の降水量が1mm未満のことを指す。地域レベルで多少の降水はあったが、この定義では全国的に降水がない日が続いたことになる。冬季(12月下旬から3月下旬までを指す)に限ると、洪水ゼロの連続記録は1989年の22日間で、それを既に大きく超えている。この時期は、地下水系の水位が上昇し、夏季に向けて水資源を蓄える時期に当たる。このままだと、厳しい渇水を経験した前年の夏に続き、今年はさらに被害が大きくなる恐れがある。2020年の前回の記録時は、豊富な降水があった後だったため、夏季の渇水はさほど目立たなかったが、今回は既に地下水系の水位が通常に比べて目立って下がっている後の降水ゼロであるため、この調子で少雨が続けば、影響は一段と大きくなる恐れがある。全体として、2020年以来、降水量は低めで推移しており、気候変動の影響がフランスでは特に少雨となって現れているように見える。

KSM News and Research