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サンマリナが倒産、ギャラリー・ラファイエットの地方店舗も民事再生に

靴販売チェーンのサンマリナ(San Marina)が18日に閉店した。20日にマルセイユ商事裁が会社清算を決める見通し。同社は全国に163店舗を展開、従業員数は600人強。同社は、経営難にあったビバルト・グループから2020年に売却を経て独立したが、新型コロナウイルス危機を経て立て直しが進まず、去る9月に会社更生法の適用を申請していた。適切な売却先が見つからず、会社清算に追い込まれた。
アパレルチェーンのカマイユが去る9月に清算になったのをはじめとして、経営難に陥るチェーン店が後を絶たない。そのカマイユを保有していた実業家オアヨン氏の関連資産は特に不振が目立ち、ゴースポール(スポーツ用品販売)が会社更生法の適用下に入ったのに続いて、ギャラリー・ラファイエットの地方店舗網が民事再生手続きの適用を申請する。オアヨン氏はボルドー地方出身の実業家で、3軒の高級ホテルを主要資産とする持株会社FIBを通じて、2018年のギャラリー・ラファイエットの地方店舗網買収を皮切りに、経営不振のリテール業者を相次いで買い取り、資産を膨らましていた。ここへ来て一大帝国が次々に瓦解している感がある。

KSM News and Research