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ンディアイ教育相、中学校教育改革の骨子を説明

ンディアイ教育相は4日、ニュース専門テレビ局BFM TVとのインタビューの機会に、中学校の教育改革について見解を披露した。到達度の低下を踏まえて、学力向上のための一連の取り組みを予告した。
教育相はまず、中学1年生(フランスは5-4-3制のため、日本の小学校6年生に相当)の入学時に、必要な学力がない生徒が、国語で27%、数学では33%に上ると指摘。特に読み書きの基本的な学力の不足を問題視した。その対策として、小学校高学年(4・5年生)において、書き取りと作文、暗算の時間を増やすことを柱とする教育内容の修正を勧告することを決めたと説明した。
中学1年においては、今年9月の新学年より、毎週1時間の補修を行うと予告。小人数に分けて、各人に必要な学力増強をサポートするとした。また、試験導入した「宿題は学校でやる」という取り組みを全国に広げるとも予告。教育相は、自宅の環境の差により生じる不平等を軽減する効果があると説明した。
中学2年生以上については、協議を経て今後に改革を順次導入すると説明した。教員の待遇については、この9月より、最低保証給与を月額2000ユーロ(手取り)とすると約束した。教員組合は、補修を受け持つ教員の報酬など財源が不明なままであることなどを問題視している。

KSM News and Research